インキについて
2024年8月9日
活版印刷で使用されるインキには、主にラバーベースとオイルベースのものがあります。
ラバーベースは、基材がゴムの顔料インキです。紙にセットすることにより乾く為、紙の内部から乾いていく印象があります。Pantoneカラーでの調色はこちらのタイプになります。コーティングされた紙用のカラー(末尾にCがつくナンバー)と、コーティングされていない紙用のカラー(末尾にUがつくナンバー)が用意されています。
オイルベースは、油性の顔料インキです。オイルが揮発することにより乾く為、印刷後に紙の表面から乾いていく印象があります。特にコーティングされた紙への印刷では、艶のある綺麗な発色が特長です。DICカラーでの調色にはこちらのタイプになります。
どちらも素晴らしいインキなのですが、バードデザインレタープレスでは基本的にラバーベースのインキを使用しています。ラバーベースの方が印刷機上での変化が少なく、良いインキのコンディションを保ちやすく、安定した印刷品質を提供しやすい為です。