Bird Design Letterpress

活字組版について

活字ケース

活字での組版は、鉛合金で作られた活字ひとつひとつを組み上げて印刷用の版を作ります。 いくつもの活字を組み合わせ、空白には鉛合金で出来た込めものを入れ、行間にはトタンや木でできたインテルを差し込んで組み上げられます。

活字書体の特長

活字書体は、伸びやかで躍動感のあるタイプフェイスに大きな特長があります。 和文の活字書体は、基本的にはボディと呼ばれる四角形に字形を収める形でデザインされているのですが、その四角形よりもはみ出てデザインされている文字もあります。こういった文字通り枠に収まらない文字デザインが、伸びやかさに繋がっています。
また、活字を並べて行とした際に問われる線幅の違いや、文字の中心点を揃えるといった補正が活字では行われていないことが、優麗なカーブに躍動感を持ったタイプフェイスに表れています。

活字書体は、活版印刷に適った形で作られていることも特長です。 線の始点や終点が若干太めに作られていたり、字体の鋭利な箇所には小さな丸のようなものがついているのは、印刷版を紙に直接接触させて印刷する方式上、版強度を保つ上で理に適っています。 インキ溜まりがあるような独特の雰囲気はこの為です。

バードデザインレタープレスでの活字組版

バードデザインレタープレスでは、正楷書という筆で書いたような書体を所蔵しています。 活字は金属の為硬い印象がありますが、その材質は、鉛と錫とアンチモンからなる鉛合金の為、柔らかくて摩耗しやすく、過度な印圧をかけないよう調整しながら印刷する形となります。