ローラートラックの高さ確認と調整
2024年8月16日
ローラートラックの高さ確認は、ローラーセッティングゲージで行います。
ローラーセッティングゲージは、印刷機にインキを伸ばした状態で、印刷版をセットする場所とローラーとの間を滑らすようにしてゲージをローラーに当てて、インキ転写具合を確認します。
ゲージに約3〜4mm幅程度のインキが転写されていればOKです。
異なる場合は、3〜4mm幅程度になるように調整します。
このローラートラックの高さ確認は適宜行います。
印刷具合に何かあった時にこの確認を行うと、その原因がローラートラックの高さの問題で起きている問題か、それ以外の問題かどうかを切り分けることができます。
ローラートラックの調整機能が用意されていない活版印刷機では、耐衝撃性の高いテープで高さを調整します。(写真2枚目:超高分子量ポリエチレンテープによる調整)